アース・モンダミンカップは「72ホールやり切る」覚悟。
悪天候のため29日(月)午前8時スタートに順延されることが決まった。
月曜日に最終ラウンドを行うのは異例、23年ぶりだそうです。
大会関係者は「4日間72ホールをやり切る」と強い意志を示したそうです。
第3ラウンド終了時点で、
黄金世代で未勝利の田中瑞希が通算11アンダーで首位。
3打差で20歳の古江彩佳、18歳の西郷真央の2人が追っている。
早くも鈴木愛が4打差に迫り、
3人の優勝はそう簡単にはいかないでしょうね。
渡邊彩香の復活も楽しみです。
渋野日向子が予選落ちというハプニングもありましたが、
また新しいスター誕生かも知れません。
明日の天気は大丈夫そうです。
【アース・モンダミンカップ】3日目順位
1. 田中瑞希 -11 205
2T. 古江彩佳 -8 208
2T. 西郷真央 -8 208
4T. 鈴木愛 -7 209
4T. 渡邊彩香 -7 209
4T. 酒井美紀 -7 209
4T. 臼井麗香 -7 209
8T. 大里桃子 -6 210
8T.菅沼菜々 -6 210
10T. 稲見萌寧 -5 211
渋野日向子の予選落ちは何なんでしょうね?
2日目、首位と6打差の59位で出た渋野日向子は
3バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの74で回り、
通算2オーバーで71位。
ハーフを終えた段階ではイーブンパーまで持ち直し
これで予選は大丈夫と思っていました。
しかし後半も調子が上がることはなく、
全てが本物ではありません。
1打及ばず開幕戦でまさかの予選落ちとなった。
初日は大雨の降った午前に回り、
午後はピンの竿がしなるほど次第に風が強くなっていった。
午後1時頃の木更津市内の最大瞬間風速は15.7メートルの強風。
本人が語る「風」について
「このオフにやってきたことが全て意味のないことなのかな、
と思うくらいの内容でした」と悔やんだが、
「自分の問題」と言い切った。
初日はグリーン上でマーカーを戻し忘れたままパットするうっかりミス。
こんなことが起こるというのも何かあるのでしょうね。
「全部自分のミス。練習をたくさんしてても、
試合でできなきゃ意味がない」。
冷静に受け止めた言葉に覚悟がにじんでいました。
前日から、体が浮くショット面の悪癖が出ていたようです。
それに加えて瞬間最大風速15.7m/秒の風が
修正を試みたが、
ショットはなかなかピンに絡まなかった。
致命的だったのはティショットを右に曲げた15番、
第2打を木に当て、ダブルボギーをたたいたミス。
いつものリラックスしたプレー、
それが、久々の試合で緊張したようです。
「一打一打、かなりいろんなことを考えて打ってはいた」。
と本人がインタビューで応えていました。
来年以降の米ツアーを目標に見据えているのだと思う。
長期的な視点でアプローチのバリエーションを増やし、
スイングの再現性を上げることがテーマだという。
後半6番と8番(パー5)のボギーで予選通過圏外へ。
いずれも52度のウェッジで寄せきれなかった。
58度だけを使用する従来のアプローチのスタイルを捨て、
試合で数回しか使っていないという52度にこだわった。
それを自分のものにしないと目標に近づけない、
という思いがあったのでしょう。
パターは米国のピン本社から届いたPLDアンサーを
今回すぐに試合で使ったようです。
これもまだ慣れていなかったようです。
とにかくいろいろ原因はあったのでしょう。
これも経験ですし、必要な経験かもしれません。
何も変わらなく進歩などありえません。
それに挑戦している過程です。
彼女のことですからきっと昨年同様、
悔しさをバネにすぐにバウンスバックしてくれるでしょう。
8月を楽しみにしていましょう。
米国男子は3日目、ダスティン・ジョンソンが2位に浮上 。
トラベラーズ選手権 3日目(27日)
TPCリバーハイランズ(コネチカット州)◇6841yd(パー70)
4位で出たブレンドン・トッドが
9バーディ、ボギーなしの「61」をマークし、
通算18アンダーとして単独首位に立った。
通算16アンダー2位にダスティン・ジョンソン。
ケビン・ストリールマンが15アンダー3位。
マッケンジー・ヒューズが13アンダー4位、
ブライソン・デシャボーとケビン・ナが12アンダー5位で追う。
首位から出た50歳のフィル・ミケルソンは
2バーディ、3ボギーの「71」とスコアを落とし、
通算12アンダーの7位タイに後退した。
明日、最終日の結果お知らせします。
2020/6/28